岩国市と周辺自治体 次々と艦載機受入れ表明


2017年6月23日 福田岩国市長は6月市議会最終日に、米空母艦載機部隊の移駐受け入れを表明しました。

岩国市長の受け入れ表明全文おこしはこちら

各テレビ、新聞メディアは一斉に受け入れ表明を報道しています。

岩国市長、受け入れ表明…厚木から移転

 米軍再編に伴う厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県岩国市)への米空母艦載機部隊の移転計画に対し、岩国市の福田良彦市長は23日、市議会最終日の本会議で「北朝鮮の弾道ミサイルの発射事案などの情勢を考えれば、日米同盟の結束がこれまで以上に重要だ」などと述べ、移転受け入れを表明した。山口県の村岡嗣政(つぐまさ)知事も地元の意向を追認して今月内にも容認する見通しで、艦載機部隊の移転は早ければ7月中にも始まることとなる。

                           毎日新聞 2017年6月23日

岩国市の艦載機移駐容認を受ける形で、基地周辺自治体の周防大島、和木の両町議会は、6月26日に全員協議会を開催し議会としての意見を集約しました。

周防大島町議13人のうち10人が容認、反対が一人、意見保留が一人。

和木町議では9人のうち8人が容認、反対一人。

椎木周防大島町長は「騒音の拡大に大きな懸念を持っている」としながらも、「(移駐容認した)岩国市の決断を尊重しなければならないという思いはある。町の課題を加味しながら適切に判断したい」と述べました。

また、米本和木町長は、岩国市の福田市長の容認表明を「大きな決断をされた」としたうえで、「和木町でも決断する時が来た。町民を代表する議員の皆さんの忌憚のない意見を聞き、適切に判断したい」と述べ、それぞれ移駐容認を表明するとみられています。

今後のスケジュールは、29日に岩国市、周防大島町、和木町の1市2町と山口県が協議し、30日には村岡山口県知事が受け入れの判断を表明する予定です。