新聞掲載 岩国市長選候補者アンケート


2016岩国市長選 候補者アンケート 毎日新聞2016年1月20日 地方版

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 質問 姫野敦子候補   福田良彦候補
問1 市長選の争点 米軍基地関連交付金頼みの市政運営のあり方 今後のまちづくりの方向性
問2 空母艦載機の岩国基地移転の賛否(3択) 反対 その他
問3 問2の回答理由と対応について 既に爆音被害の違法判決が示された現状で移転されれば受忍限度を上回り、市民生活への影響は大変なものとなる。他に避難できない市民にこれ以上の被害拡大は認められない 空母艦載機の移転については、市の基本スタンスを堅持し、普天間基地移設の見通しや安心・安全対策、地域振興策についてしっかり議論した上で、総合的に判断したい
問4 普天間の辺野古移設に先行して艦載機移転が進む場合の対応策 住民投票と爆音判決の結果から、艦載機移転を容認できないと粘り強く国に訴えていく 辺野古移設が全く進まないまま、空母艦載機の移転のみが進むことは認められない
問5 愛宕山地域開発事業跡地の利用策 超一等地の本来のまちづくり活用と子どもたちが遊び回れる中心地の野外公園整備 市では医療・防災交流拠点として、国においては、市民も利用可能な運動施設などの整備を進めている
問6 安保関連法の成立と沖縄の負担軽減を踏まえた基地政策 岩国市は既に負担軽減のために空中給油機の移転など受け入れてきた経緯がある。これ以上受け入れて極東最大の基地となるほどの負担を市が負うのは大きすぎると考える 国の安全保障政策を尊重し、基地の安定的な運用に協力するが、市民の安心・安全を守る立場として、国に言うべきことは言うという姿勢で今後もしっかりと議論していく
問7 上関原発建設計画についての賛否(3択) 反対 その他
問8 問7の回答理由と原子力防災、エネルギー政策 再生エネルギーでの地域循環型エネルギー政策を目指す。原発依存は事故への不安大 原子力などのエネルギー需給に関する施策は、国において行われるものと考えている
問9 地域経済の活性化、雇用対策などの地域振興策 地元の埋もれた資源の活用や地産地消、公共事業の地元受注率向上、起業支援、6次産業の支援、第2創業など中心部空洞化阻止対策、U・J・Iターンの充実、観光面の充実 商工会議所などと連携し、創業から経営までの一連の支援策を今後も実施していく。また、雇用対策についても、公共職業安定所や県などと連携し実施していきたい
問10 市の行革、財政健全化策 行政経営革新度(透明度、市民参加度など)の向上、基地に依存しない民度の高い政策 人材・財源などの限られた経営資源を有効に活用するとともに、将来負担の軽減を図る
<問11 子育て、介護など福祉・医療・教育の政策 愛宕山に野外公園建設、誰もが暮らしやすい医療・介護・福祉・教育の充実。元気に働き続けられる環境作り、女性の視点、参画で防災・減災対策を進める こども医療費助成制度について、所得制限の撤廃と助成対象者の中学生までへの拡大。予防接種助成制度の拡充について、実施する方向で検討したい
問12 私が描く将来の岩国市の姿 市民参加で安心して暮らせるまちに。米軍基地があっても行政経営革新度全国一の神奈川県厚木市のような市政運営に転換 豊かな自然、歴史、文化に包まれ、誰もが笑顔で健やかに暮らせる活力あふれる市民協働のまち

 

2016岩国市長選 論戦から 基地問題 相反する姿勢 福田氏「共存」/姫野氏「自立」 中国新聞2016年1月21日朝刊

岩国市長選の候補者2人に、中国新聞は米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転への考え方や対応策をアンケートした。いずれも80字以内の記述式で回答を求めた。(届け出順。回答は原則として原文のまま掲載)
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姫野敦子氏(56)無新 福田良彦氏(45)無現
問1 岩国市の将来ビジョンを示してください 再編交付金をあてにした市政ではなく市民協働で旧町村部も含む全市で元気の戻る岩国市政に変える。市民が将来も安心して暮らせるようにみんなで議論し自立した岩国を目指す 豊かな自然、歴史、文化に包まれて、誰もが「笑顔」で「健やか」に暮らせる活力にあふれた市民協働のまち
問2 米空母艦載機移転の賛否と理由は 移転には反対。現状でも爆音被害の違憲判決が出ており、移転で機数が2倍になればさらなる爆音被害や軍関係者の増加による市民生活上のトラブルが起こる可能性も高くなる 市の基本スタンスを堅持し、普天間基地移設の見通しや安心・安全対策、地域振興策についてしっかり議論した上で総合的に判断したい