F-35BライトニングⅡ 沖縄周辺で訓練開始
今年1月18日に岩国基地に初配備されたばかりの最新鋭ステルス戦闘機F-35BライトニングⅡが、沖縄周辺での訓練を開始しました。
F35ライトニング沖縄周辺で初飛行
F35ステルス戦闘機が今週、沖縄周辺での定期訓練を始めました
【米海兵隊キャンプ・バトラー】米海兵隊のF35ステルス戦闘機が今週、沖縄周辺での定期訓練を始めました。
米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機はF18ホーネットやAV8Bハリアーのように、普天間飛行場やカデナ空軍基地から一時的に運用されます。運航上の安全のため、時間や場所などの詳細な飛行情報については公表しません。
使用通告するだけで、沖縄嘉手納基地周辺の自治体には何の説明もなく運用を開始したことへの批判が相次いでいます。
それに対して、山口県知事や岩国市長の見解は、「F35BはF/A-18ホーネットやAV8Bハリアーの交代に過ぎない」ため市民説明会の必要はないと繰り返しています。
F35Bの配備開始についてのコメントも
山口県知事 村岡嗣政
「F-35Bの岩国基地への移駐について、国から説明を受け、移駐がいよいよ実行の段階に入ったものと受け止めています。」http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/201701/036376.html
岩国市長 福田良彦
「F-35Bの機種変更に伴う岩国飛行場への配備に関して「了承」しているところですが、本日、初めて飛来があったことで、配備が開始されたものと受け止めております。」https://www.city.iwakuni.lg.jp/uploaded/life/17336_44246_misc.pdf
もちろん、「F-35Bの飛行運用にあたっては、安全を始めとする地域住民の生活に対して最大限の配慮がなされるよう努めてまいりたいと考えている。」と通り一遍のコメントはしていますが、あまりの沖縄との温度差を感じずにはいられません。
F-35Bはすでに沖縄に配備されているCV-22オスプレイと同様、垂直離着陸機です。岩国にはF-35B用のヘリパットが作られており、今後ますます基地強化、訓練の激しさが増すことが考えられます。
沖縄の高江では、地元の反対をおしてヘリパットの建設が強硬に進められています。
オスプレイもF-35Bも安全性に多くの疑問を持つ機種です。
沖縄の負担軽減といいながらも、岩国基地を入口にしての基地強化に岩国市民はもっと敏感であるべきでしょう。